『日本古典文学総復習』10『千載和歌集』
『千載和歌集』を読む 歌集について この歌集は7番目の勅撰和歌集。『新古今集』の架け橋の役割を担ったものと思われる。それ以前の『金葉集』『詞花集』がややマイナーであったのに比べると本格的な勅撰集と言える。選者は当代歌壇の...
『千載和歌集』を読む 歌集について この歌集は7番目の勅撰和歌集。『新古今集』の架け橋の役割を担ったものと思われる。それ以前の『金葉集』『詞花集』がややマイナーであったのに比べると本格的な勅撰集と言える。選者は当代歌壇の...
『金葉和歌集』『詞花和歌集』を読む この二つの和歌集はこれまでの勅撰和歌集と違って、10巻構成で歌の数も少ない。『金葉和歌集』が665首、『詞花和歌集』が415首である。 この二つの勅撰和歌集は平安後期に成立していて、安...
『後拾遺和歌集』を読む 歌集について 『後拾遺和歌集』は名のとおり『拾遺集』の後に編まれた勅撰和歌集である。といっても80年以上経っていることは注目していい。 総歌数は1218首。構成はこれまでと同様20巻で春、夏、秋、...
『拾遺和歌集』を読む 歌集について 『拾遺和歌集』は、これまで見てきた古今・後撰に次ぐ第三番目の勅撰和歌集である。(ただ、成立についてはいろいろあるようだ) 「拾遺」という名のとおり、古今・後撰両集で入れ残した歌を拾うと...
『後撰和歌集』を読む 『後撰和歌集』は『古今和歌集』から50年足らずの後編纂された2番目の勅撰集だ。したがって、『古今和歌集』とさほどの違いはない。取られている歌人もさほど違ってはいない。いわば『古今和歌集』の補遺版と言...
『古今和歌集』を読む この新日本古典文学大系では『萬葉集』に続くのがこの『古今集』である。そのあと勅撰集が続いているのでまずは和歌集を並べる編集方針らしい。 しかし、この古今和歌集は萬葉集とかなり違っている。改めて続けて...
『萬葉集』を読む2の2 4冊目には以下の歌が収まっている。 巻十六 有由縁と雑歌3786から3889 巻十七 大伴家持中心3890から4031 巻十八 大伴家持中心4032から4138 巻十九 大伴家持中心4139から4...
『萬葉集』を読む2の1 3冊めには以下の歌が収まっている。 巻11 旋頭歌2351から2367 正述心緒2368から2414・2517から2618 寄物陳思2308から2414・2619から2807 問答歌2508から2...
『萬葉集』を読む1の2 2冊めには以下の歌が収まっている。 巻6 雑歌907から1067 巻7 雑歌1068から1295 譬喩歌1296から1403 挽歌1404から1417 巻8 春の雑歌1418から1447 春の相聞...
さて、何から始めるか? 幸い書斎に鎮座している「新日本古典文学大系」という全集がある。 こいつを一つ読破してみようと思った。実に100巻である。 これまでも幾つかは拾い読みをしているし、読破といっても精細に読むわけではな...