日本古典文学総復習続編31『東海道四谷怪談』
今回は四世鶴屋南北作の『東海道四谷怪談』を取り上げる。 はじめに この話、「お岩さん」の怪談話だといえば、なんとなく知っているような話かと思われる。しかし、実は詳しい内容はわかっているようでわかっていなかった。「お岩さん...
今回は四世鶴屋南北作の『東海道四谷怪談』を取り上げる。 はじめに この話、「お岩さん」の怪談話だといえば、なんとなく知っているような話かと思われる。しかし、実は詳しい内容はわかっているようでわかっていなかった。「お岩さん...
はじめに 今回は式亭三馬だ。 実は過去にすでに三馬については触れている。正編の86だ。三馬の代表作『浮世風呂』と『戯場粋言幕の外』『大手世界楽屋探』を読んでいる(リンク)。しかし、今回は別作品が収められているので触れるこ...
はじめに 上田秋成に続いて今回は与謝蕪村を取り上げる。蕪村は実は秋成と同時代の人物。しかも何やら交流もあったそうで、お互いに気に入っていたようだ。その辺りはまた後に触れるとして、この蕪村、実はこの総復習でも正編で既に触れ...
上田秋成の2回目 はじめに だいぶ間が空いてしまった。その間約1ヶ月あまり。実に暑い日が続いた。そればかりか孫たちが夏休みということもあって、孫たちの所へ行ったり、我が家に来ていたり、一緒にちょっとした旅に出たり、それは...
はじめに 今回は上田秋成を取り上げる。 上田秋成はこれまで取り上げきた西鶴の約100年後に現れた江戸時代中期の代表的散文家だ。西鶴同様、小説家と言ってもいいのだが、この上田秋成には国学者としての業績にも並々ならぬものがあ...
はじめに 今回は『好色一代男』を取り上げる。 これまで井原西鶴の作品を取り上げてきたが、この作品で最後である。ただ、この作品は西鶴の浮世草子の第一作だ。小生は西鶴の作品をさかさまに辿ってきたことになる。このことに別段意図...
はじめに 今回は浮世草子の好色物、その三作目の『好色一代女』を取り上げる。 この作品は西鶴が浮世草子第一作目の『好色一代男』の成功の後、主人公の二代目を主人公にした『諸艶大鑑』を出した後の作品。無名の女主人公の主に性的な...
初めに 今回は『世間胸算用』を取り上げる。この作品は西鶴が没する一年前に刊行されたというから、最晩年の作品ということになる。前回取り上げた『日本永代蔵』と同様、町人物と呼ばれる町人たちの経済生活を活写した作品だ。内容は以...
はじめに 芭蕉に続いて井原西鶴を取り上げる。この古典集成には『好色一代男』『好色一代女』『日本永代蔵』『世間胸算用』の四つの作品が収められている。実はこの古典文学総復習の正編(新日本古典文学大系)で、すでに西鶴は取り上げ...
はじめに 今回は『芭蕉文集』である。 この書には芭蕉37歳から逝去直前までの文章69篇が年代順に並べられて収められている。中身は数行の短い文書や書簡、「おくのほそ道」を代表する紀行文など、さまざまである。 それをここでは...