再び「俳諧」の世界に遊びたくなる
敗戦日冷やしケツネをずるずると 閒村 俊一 マネキンの皺なき肌や沖縄忌 浜なつ子 原爆忌泡立つてゐるコカ・コーラ 小田中雄子 どうです。これらの句。いいじゃないですか。 これらの句は「魂の一行詩」という文で角川春樹氏が紹...
敗戦日冷やしケツネをずるずると 閒村 俊一 マネキンの皺なき肌や沖縄忌 浜なつ子 原爆忌泡立つてゐるコカ・コーラ 小田中雄子 どうです。これらの句。いいじゃないですか。 これらの句は「魂の一行詩」という文で角川春樹氏が紹...
柳北は幕府の奥儒者です 前回の終わりに書いたが、この書の作者成島柳北は江戸時代の奥儒者だった。この書は安政六年一八五八年に書かれたと言われている。二十三才である。二十才で奥儒者となり、将軍に書を講じている。もちろん儒教の...
街ガイドに止まらない さて、続きです。 柳橋は花街だけど、芸者がいたわけで女郎がいたわけではない。芸を売っていたわけで、色を売っていたわけではない。とはいうものの、やはり柳北の言に従えば「敢へて売らざるの色を売らしむ」の...
東京遊び場ガイドです 永井荷風は「柳橋新誌につきて」の冒頭で以下のように書いている。 明治時代の書生にして成嶋柳北の柳橋新誌を知らぬものは殆無かつたであろう。柳橋新誌は其の名の示すが如く柳橋烟花の地の繁栄を記述したもの...