『日本古典文学総復習』86『浮世風呂・戯場粋言幕の外・大手世界楽屋探』
今回は式亭三馬だ。式亭三馬はと言えば『浮世風呂』だが、この作品に触れるといろいろと思い出だされることがある。 大学のころ、この作品に接している。確か国語学の演習でテキストとして取り上げられていて、仕方なく読まされた。...
今回は式亭三馬だ。式亭三馬はと言えば『浮世風呂』だが、この作品に触れるといろいろと思い出だされることがある。 大学のころ、この作品に接している。確か国語学の演習でテキストとして取り上げられていて、仕方なく読まされた。...
今回は山東京伝だ。京伝は前回取り上げた南畝とほぼ同時代に生きた文人である。南畝によって見出された人物でもある。すなわち天明期に活躍した戯作者であった。ただ、違いは南畝が幕臣だったが、京伝が町人だったということだ。江戸期の...