日本古典文学総復習続編6『太平記』1
『太平記』を読むその1 はじめに 『太平記』は大部な作品である。この古典集成でも五冊あり。物語としては八冊ある『源氏物語』に次いで長い。『源氏物語』はかなり以前から部分的に読んできたので通読に時間はかからなかった。以前の...
『太平記』を読むその1 はじめに 『太平記』は大部な作品である。この古典集成でも五冊あり。物語としては八冊ある『源氏物語』に次いで長い。『源氏物語』はかなり以前から部分的に読んできたので通読に時間はかからなかった。以前の...
今回は『金槐和歌集』だ。 『金槐和歌集』とは これは鎌倉時代の将軍源実朝の私家集である。自らの手で編集したものと言われている。金槐とは鎌倉の将軍という意味だという。武士の棟梁たる将軍の歌集が文学史上に名を残してること自体...