『日本古典文学総復習』12〜16『続日本紀』
『続日本紀』を繙く まず、けっして「読む」などと言っていないことに注目してほしい。とても「読む」とは言えない分量なのだ。しかも、総復習とはいえ、この書を繙くのは初めてである。 万葉集と八大集を見てきた後、この『新日本古典...
『続日本紀』を繙く まず、けっして「読む」などと言っていないことに注目してほしい。とても「読む」とは言えない分量なのだ。しかも、総復習とはいえ、この書を繙くのは初めてである。 万葉集と八大集を見てきた後、この『新日本古典...
『新古今和歌集』を読む ここで、いわゆる八代集の最後『新古今和歌集』を取り上げる。この「新日本古典文学大系」は「萬葉集」から始まって、この『新古今和歌集』まで、歌集を並べている。これは和歌集が日本古典文学においてしめた役...
『千載和歌集』を読む 歌集について この歌集は7番目の勅撰和歌集。『新古今集』の架け橋の役割を担ったものと思われる。それ以前の『金葉集』『詞花集』がややマイナーであったのに比べると本格的な勅撰集と言える。選者は当代歌壇の...
『金葉和歌集』『詞花和歌集』を読む この二つの和歌集はこれまでの勅撰和歌集と違って、10巻構成で歌の数も少ない。『金葉和歌集』が665首、『詞花和歌集』が415首である。 この二つの勅撰和歌集は平安後期に成立していて、安...
『後拾遺和歌集』を読む 歌集について 『後拾遺和歌集』は名のとおり『拾遺集』の後に編まれた勅撰和歌集である。といっても80年以上経っていることは注目していい。 総歌数は1218首。構成はこれまでと同様20巻で春、夏、秋、...