日本近代文学総復習明治文学編3『明治啓蒙思想集』を読む。
はじめに まず、はたしてこれらは文学と言えるのか、という疑問が起きる。文学には評論(批評)というジャンルもあるが、ここにある文章は、そうした枠を遥かに超えている。いわば明治初期の思想的文書ということになる。しかし、この明...
はじめに まず、はたしてこれらは文学と言えるのか、という疑問が起きる。文学には評論(批評)というジャンルもあるが、ここにある文章は、そうした枠を遥かに超えている。いわば明治初期の思想的文書ということになる。しかし、この明...
「高橋阿傳夜刃譚」 再び假名垣魯文の作品。これは前回の久保田彦作篇「鳥追阿松海上新話」と同様の所謂「毒婦」物。この「高橋阿傳」の方が「毒婦」としては著名であったようだ。 「高橋阿傳」は姉の夫を殺し金を奪った罪で、否認し続...
はじめに 先月日本古典文学総復習正続終了したので、今月からは『明治文学全集』100冊(正確には99冊)の読破を始める。しかし、いきなり戸惑った。近代とはいえ、明治初期の作品は実に読みにくい。というのは表記や表現は古典同様...
Kindle本出版の話 これまでブログで書いてきた「日本古典文学総復習」正続終了したので書籍化を考え、実行した。その報告、というか記録(かつてやったことであっても忘れてしまうので)。 アマゾンのKindle本のサイトで検...
はじめに この古典文学総復習もこれで一応の最後となる。最後が本居宣長というのも、ある意味象徴的かもしれない。宣長は初めて近代的な意味で言うところの「文学」を発見した人物と言えるからだ。その初期の『源氏物語』論である「紫文...
WEB開発講座 個別編2 「gridレイアウト」徹底理解 使用するファイルです。すべてを適当なフォルダに以下のように納めるといいです。 webstudy_grid (*.html) css (*.css) 1.flexb...
はじめに この古典文学総復習続編も残り二冊となった。いずれも時代がやや遡るが、『誹風柳多留』と『本居宣長集』である。これまで取りこぼしてきた二冊ということになる。 さて今回はまず『誹風柳多留』を取り上げる。この『誹風柳多...
ここのところ木工を続けて行った。fbで紹介しているがティッシュケースはそれなりに難しかった。要するに箱を作るのは難しい。 ここはそれより難度が低いトレーについて作成過程を記録する。 材料は例によって杉の大木の端の柔らかい...
はじめに また歌舞伎台本。今度は幕末期の河竹黙阿弥の有名作「三人吉三廓初買」。ただし最近上演の「三人吉三巴白浪」のフルバージョン。最も初期の形の台本。内容は以下に場面ごとに追っていくことにして、白浪物ということで、いわば...
今回は四世鶴屋南北作の『東海道四谷怪談』を取り上げる。 はじめに この話、「お岩さん」の怪談話だといえば、なんとなく知っているような話かと思われる。しかし、実は詳しい内容はわかっているようでわかっていなかった。「お岩さん...