日本近代文学総復習明治文学編7『明治翻訳文学集』を読む
はじめに(翻訳文学について) 翻訳文学は日本の文学界に大きなジャンルとして今も存在している。小生の書棚にもいくつかの翻訳小説が並んでいる。中でもこれは私的な趣味だが、レイモンド・チャンドラーの探偵小説、しかも村上春樹訳が...
はじめに(翻訳文学について) 翻訳文学は日本の文学界に大きなジャンルとして今も存在している。小生の書棚にもいくつかの翻訳小説が並んでいる。中でもこれは私的な趣味だが、レイモンド・チャンドラーの探偵小説、しかも村上春樹訳が...
明治政治小説集の二回目。 東海散士篇『佳人之奇遇』(抄) いきなり苦労させられた。読みにくいことこの上ない!実は以前の古典文学を読んだときには感じなかった読みにくさだ。したがってこれから書くのは全て読了した上でのことでな...
はじめに 実に一ヶ月以上ぶりである。前の総復習明治文学編4をブログに発表したのが、7月15日だった。その間なんとか読み進もうと何度かはページをめくっていたのだが、孫たちが夏休みに入るとつい先週までずっと一緒にいて、何度か...
成島柳北 成島柳北は小生が古くから親しんできたということで、これまでも幾つかその文章について触れてきている。「柳橋新誌」は三度にわたってブログに書いてきた。また「柳北奇文」についても10回にわたって書いてきている。そこで...
はじめに まず、はたしてこれらは文学と言えるのか、という疑問が起きる。文学には評論(批評)というジャンルもあるが、ここにある文章は、そうした枠を遥かに超えている。いわば明治初期の思想的文書ということになる。しかし、この明...
「高橋阿傳夜刃譚」 再び假名垣魯文の作品。これは前回の久保田彦作篇「鳥追阿松海上新話」と同様の所謂「毒婦」物。この「高橋阿傳」の方が「毒婦」としては著名であったようだ。 「高橋阿傳」は姉の夫を殺し金を奪った罪で、否認し続...
はじめに 先月日本古典文学総復習正続終了したので、今月からは『明治文学全集』100冊(正確には99冊)の読破を始める。しかし、いきなり戸惑った。近代とはいえ、明治初期の作品は実に読みにくい。というのは表記や表現は古典同様...
Kindle本出版の話 これまでブログで書いてきた「日本古典文学総復習」正続終了したので書籍化を考え、実行した。その報告、というか記録(かつてやったことであっても忘れてしまうので)。 アマゾンのKindle本のサイトで検...
はじめに この古典文学総復習もこれで一応の最後となる。最後が本居宣長というのも、ある意味象徴的かもしれない。宣長は初めて近代的な意味で言うところの「文学」を発見した人物と言えるからだ。その初期の『源氏物語』論である「紫文...
WEB開発講座 個別編2 「gridレイアウト」徹底理解 使用するファイルです。すべてを適当なフォルダに以下のように納めるといいです。 webstudy_grid (*.html) css (*.css) 1.flexb...