日本古典文学総復習続編26『好色一代男』
はじめに 今回は『好色一代男』を取り上げる。 これまで井原西鶴の作品を取り上げてきたが、この作品で最後である。ただ、この作品は西鶴の浮世草子の第一作だ。小生は西鶴の作品をさかさまに辿ってきたことになる。このことに別段意図...
はじめに 今回は『好色一代男』を取り上げる。 これまで井原西鶴の作品を取り上げてきたが、この作品で最後である。ただ、この作品は西鶴の浮世草子の第一作だ。小生は西鶴の作品をさかさまに辿ってきたことになる。このことに別段意図...
はじめに 今回は浮世草子の好色物、その三作目の『好色一代女』を取り上げる。 この作品は西鶴が浮世草子第一作目の『好色一代男』の成功の後、主人公の二代目を主人公にした『諸艶大鑑』を出した後の作品。無名の女主人公の主に性的な...
初めに 今回は『世間胸算用』を取り上げる。この作品は西鶴が没する一年前に刊行されたというから、最晩年の作品ということになる。前回取り上げた『日本永代蔵』と同様、町人物と呼ばれる町人たちの経済生活を活写した作品だ。内容は以...
はじめに 芭蕉に続いて井原西鶴を取り上げる。この古典集成には『好色一代男』『好色一代女』『日本永代蔵』『世間胸算用』の四つの作品が収められている。実はこの古典文学総復習の正編(新日本古典文学大系)で、すでに西鶴は取り上げ...
娘からPC上の音楽ファイルをiPhoneにもってこられないかという依頼を受けた。 パソコンはwin11だ。 iTunesでやろうとしたがはまくいかない。WIN11の場合は Windows用の「Apple Music アプ...
はじめに 今回は『芭蕉文集』である。 この書には芭蕉37歳から逝去直前までの文章69篇が年代順に並べられて収められている。中身は数行の短い文書や書簡、「おくのほそ道」を代表する紀行文など、さまざまである。 それをここでは...
はじめに 今回は芭蕉です。この総復習続編もようやく江戸時代に入った。 実は前回の新日本古典文学大系を使った総復習でも芭蕉は取り上げている。以下である『日本古典文学総復習』69『初期俳諧集』70『芭蕉七部集』。これは芭蕉の...
東明雅氏の著書に『芭蕉の恋句』というのがある。岩波新書の一冊で、初版はもうだいぶ以前に出たものだが、ハードカバーで再販されている。中身は読んでもらえばわかるのだが、芭蕉の句をあくまでも俳諧の一部として読むというコンセプト...
はじめに 今回は親鸞の言説。これを文学と言えるかどうかだが、現在でも評価の高い僧侶であり、その言説といえるから、ここに収められているのはそれなりの根拠があるのだろう。小生も、年少の頃より私淑してきた思想家がこの親鸞を高く...
はじめに 今回は『説経集』である。 こう言われてピンとくる人は少ないと思う。日本古典文学の中でもいわば忘れられた存在だ。 この「説経」、元は「説教」とも書いたらしいが、現在ではこの「説教」と「説経」ではニュアンスが異なる...