日本近代文学総復習明治文学編2明治開化期文学集(二)を読む
「高橋阿傳夜刃譚」 再び假名垣魯文の作品。これは前回の久保田彦作篇「鳥追阿松海上新話」と同様の所謂「毒婦」物。この「高橋阿傳」の方が「毒婦」としては著名であったようだ。 「高橋阿傳」は姉の夫を殺し金を奪った罪で、否認し続...
日本の明治時代以降の文学作品を扱います。
「高橋阿傳夜刃譚」 再び假名垣魯文の作品。これは前回の久保田彦作篇「鳥追阿松海上新話」と同様の所謂「毒婦」物。この「高橋阿傳」の方が「毒婦」としては著名であったようだ。 「高橋阿傳」は姉の夫を殺し金を奪った罪で、否認し続...
はじめに 先月日本古典文学総復習正続終了したので、今月からは『明治文学全集』100冊(正確には99冊)の読破を始める。しかし、いきなり戸惑った。近代とはいえ、明治初期の作品は実に読みにくい。というのは表記や表現は古典同様...