日本古典文学総復習続編12『古今著聞集』
はじめに 大分間が空いてしまった。前回書いたのが2月始めだったから丸4ヶ月を要したことになる。 こうした締め切りのない仕事はいいようで、いくらでもサボれるので良くない。自分でしっかり締め切りを作らなくてはいけないのかもし...
はじめに 大分間が空いてしまった。前回書いたのが2月始めだったから丸4ヶ月を要したことになる。 こうした締め切りのない仕事はいいようで、いくらでもサボれるので良くない。自分でしっかり締め切りを作らなくてはいけないのかもし...
久しぶりに古典文学総復習。 今回は『建礼門院右京大夫集』 西行を書いたのは去年の12月の初めだから、約2ヶ月経ってしまった。 手元にこの書籍を置いて、時々ページを括っていたが、どうも書く気持ちが湧いてこなかった。 山家集...
久しぶりの古典文学総復習 今年も終わりになりそうなので、なんとかもう一冊ということで、今回は西行の『山家集』。 実はこれまでも西行についてはこの総復習で触れてきている。試みに検索すると6篇ほどで名前が挙がっている。 『千...
随分間が空いてしまったが、久しぶりに古典文学総復習続編を報告できることになった。約2ヶ月を要してしまった。今回は時代が戻ってしまうが、『和漢朗詠集』という詩歌集。そんなに大部なものではない。 この書はその名の通り朗詠...
『太平記』を読むその3 ようやく読了したので、報告。第三部だ。 この第三部は、観応の擾乱、直義の死に代表される足利幕府中枢部の内訌から細川頼之の将軍補佐による太平の世の到来までを描く。 例によって各巻の内容を見ていく。 ...
『太平記』を読むその2 久しぶりに古典文学の記事、「太平記」の続編。 第二部、巻12から巻21までは、建武政権の乱脈を批判しつつ、諸国の武士の、新政に対する不満を背景に足利・新田の対立、足利の過去の善因による勝利、後醍醐...
『太平記』を読むその1 はじめに 『太平記』は大部な作品である。この古典集成でも五冊あり。物語としては八冊ある『源氏物語』に次いで長い。『源氏物語』はかなり以前から部分的に読んできたので通読に時間はかからなかった。以前の...
今回は『金槐和歌集』だ。 『金槐和歌集』とは これは鎌倉時代の将軍源実朝の私家集である。自らの手で編集したものと言われている。金槐とは鎌倉の将軍という意味だという。武士の棟梁たる将軍の歌集が文学史上に名を残してること自体...
今回は『大鏡』だ。 これまでこの作品は部分的には読んいた。実は浪人時代、とある予備校で古典の試験対策の教材によく使われていたためだ。それはかつてこの作品が東大等有名大学で出題されることが多かったためだと言われている。現在...
『和泉式部日記・和泉式部集』を読み返した。 和泉式部日記 和泉式部は実に興味深い人物だ。平安朝の女性としては紫式部、清少納言とともに有名な人物だが、単に歴史上の有名歌人というだけではなく、いわば伝説的な人物なのだ。そ...