日本古典文学総復習続編16『竹馬狂吟集・新撰犬筑波集』
はじめに 「月に柄をさしたらばよきうちはかな」 この句、予備知識なしでどう思われるだろうか。「実にいい句だ」「いや子供の句だ」「ふざけているんじゃない」などなどいろいろあるだろう。しかし、実はこの句、文学史上大事な句であ...
はじめに 「月に柄をさしたらばよきうちはかな」 この句、予備知識なしでどう思われるだろうか。「実にいい句だ」「いや子供の句だ」「ふざけているんじゃない」などなどいろいろあるだろう。しかし、実はこの句、文学史上大事な句であ...
はじめに いよいよ書かなくてはいけなくなった。 ずいぶんとサボったものだ。前回が確か2月だったからもう3ヶ月を要してしまった。 何も取り組んでいないなかったわけではない。実際に読んではいたし、周辺も調査しメモをとっていた...
今回は連歌集。 はじめに さて、俳句といえば知らぬ者はいないはず。昨今もテレビ等でも取り上げられ、またまたブームのようだ。 しかし、その祖父に当たる連歌は全くと言っていいほど陽があたらない。一般だけでなく、文学史において...
はじめに またまた間が空いてしまった。前回が6月初旬だったから、また丸四ヶ月空いてしまった。その間別段忙しかったわけではなかった。ただ、なんとなくきっかけが取れず、この上下2冊を積読したままにしてしまったのだ。だが、ここ...
はじめに 大分間が空いてしまった。前回書いたのが2月始めだったから丸4ヶ月を要したことになる。 こうした締め切りのない仕事はいいようで、いくらでもサボれるので良くない。自分でしっかり締め切りを作らなくてはいけないのかもし...
久しぶりに古典文学総復習。 今回は『建礼門院右京大夫集』 西行を書いたのは去年の12月の初めだから、約2ヶ月経ってしまった。 手元にこの書籍を置いて、時々ページを括っていたが、どうも書く気持ちが湧いてこなかった。 山家集...
久しぶりの古典文学総復習 今年も終わりになりそうなので、なんとかもう一冊ということで、今回は西行の『山家集』。 実はこれまでも西行についてはこの総復習で触れてきている。試みに検索すると6篇ほどで名前が挙がっている。 『千...
随分間が空いてしまったが、久しぶりに古典文学総復習続編を報告できることになった。約2ヶ月を要してしまった。今回は時代が戻ってしまうが、『和漢朗詠集』という詩歌集。そんなに大部なものではない。 この書はその名の通り朗詠...
『太平記』を読むその3 ようやく読了したので、報告。第三部だ。 この第三部は、観応の擾乱、直義の死に代表される足利幕府中枢部の内訌から細川頼之の将軍補佐による太平の世の到来までを描く。 例によって各巻の内容を見ていく。 ...
『太平記』を読むその2 久しぶりに古典文学の記事、「太平記」の続編。 第二部、巻12から巻21までは、建武政権の乱脈を批判しつつ、諸国の武士の、新政に対する不満を背景に足利・新田の対立、足利の過去の善因による勝利、後醍醐...