『日本古典文学総復習』97『当代江戸百化物・在津紀事・仮名世説』
だいぶまた間が空いてしまった。前回からすぐに読み始めたのだが、この間長旅に出たり、世間の10連休なるものがあって、なかなか落ち着かなかったためにこうなってしまった。その10連休も終わり、やっと落ち着いた日常が帰ってきたの...
だいぶまた間が空いてしまった。前回からすぐに読み始めたのだが、この間長旅に出たり、世間の10連休なるものがあって、なかなか落ち着かなかったためにこうなってしまった。その10連休も終わり、やっと落ち着いた日常が帰ってきたの...
今度は歌舞伎である。先に見たように嘗ては浄瑠璃の方が歌舞伎より人気があった。しかし、時代が下るにつれ歌舞伎が隆盛となる。これは文化の中心が上方から江戸へと移っていったことと即応しているようだ。 まずは歌舞伎の展開をざ...
今回もまた浄瑠璃。ただ時代が下った時の浄瑠璃作品だ。これまで浄瑠璃は歌舞伎に比べて大いに流行していた。しかし江戸時代も18世紀の中頃になると浄瑠璃は衰退の兆しを見せ始め、主役の座を歌舞伎に譲るようになる。これは浄瑠璃が...
また、だいぶ間が空いてしまった。木工に取り組んでいたせいもあるが、それも完成したのでちょこちょこやっていたのを今日まとめてみた。 今回も浄瑠璃。竹田出雲と並木宗輔だ。 現在浄瑠璃は文楽という形で伝統芸能として演じら...
年が改まって、あと10冊になったので、少し速度を上げないとと思っている。 今回は前回に続いて浄瑠璃。その浄瑠璃を完成させた近松だ。近松門左衛門は江戸時代を代表する文学者だ。西鶴や芭蕉よりも最も江戸時代を代表すると言っ...
やっと90冊目となった。今年の年賀状を見たら、去年までで70冊とあった。もう年賀状を書く時期だからこの一年20冊しか読んでいないことになる。まあ、いろいろな事情があるが、古典も時代が下るにつれ、これまであまり触れていな...
また大部な作品がやってきた。柳亭種彦作、歌川国貞画の『偐紫田舎源氏』だ。前回の二倍の容量だ。したがって、この短期間に読了できるわけがない。例によってパラパラとページを括って読んだことにするしかない。 さて、題名からいって...
またもや大分間が空いてしまった。もう11月も中旬だ。このままだとまた今年中に終わるのは難しいかもしれない。遅れた原因は色々とあるが、主な理由はこの作品だ。実に大部なのである。本文だけで700ページを優に超え、しかも2段組...
今回は式亭三馬だ。式亭三馬はと言えば『浮世風呂』だが、この作品に触れるといろいろと思い出だされることがある。 大学のころ、この作品に接している。確か国語学の演習でテキストとして取り上げられていて、仕方なく読まされた。...
今回は山東京伝だ。京伝は前回取り上げた南畝とほぼ同時代に生きた文人である。南畝によって見出された人物でもある。すなわち天明期に活躍した戯作者であった。ただ、違いは南畝が幕臣だったが、京伝が町人だったということだ。江戸期の...