『日本古典文学総復習』91・92『近松浄瑠璃集上・下』
年が改まって、あと10冊になったので、少し速度を上げないとと思っている。 今回は前回に続いて浄瑠璃。その浄瑠璃を完成させた近松だ。近松門左衛門は江戸時代を代表する文学者だ。西鶴や芭蕉よりも最も江戸時代を代表すると言っ...
年が改まって、あと10冊になったので、少し速度を上げないとと思っている。 今回は前回に続いて浄瑠璃。その浄瑠璃を完成させた近松だ。近松門左衛門は江戸時代を代表する文学者だ。西鶴や芭蕉よりも最も江戸時代を代表すると言っ...
やっと90冊目となった。今年の年賀状を見たら、去年までで70冊とあった。もう年賀状を書く時期だからこの一年20冊しか読んでいないことになる。まあ、いろいろな事情があるが、古典も時代が下るにつれ、これまであまり触れていな...
また大部な作品がやってきた。柳亭種彦作、歌川国貞画の『偐紫田舎源氏』だ。前回の二倍の容量だ。したがって、この短期間に読了できるわけがない。例によってパラパラとページを括って読んだことにするしかない。 さて、題名からいって...
またもや大分間が空いてしまった。もう11月も中旬だ。このままだとまた今年中に終わるのは難しいかもしれない。遅れた原因は色々とあるが、主な理由はこの作品だ。実に大部なのである。本文だけで700ページを優に超え、しかも2段組...
今回は式亭三馬だ。式亭三馬はと言えば『浮世風呂』だが、この作品に触れるといろいろと思い出だされることがある。 大学のころ、この作品に接している。確か国語学の演習でテキストとして取り上げられていて、仕方なく読まされた。...
今回は山東京伝だ。京伝は前回取り上げた南畝とほぼ同時代に生きた文人である。南畝によって見出された人物でもある。すなわち天明期に活躍した戯作者であった。ただ、違いは南畝が幕臣だったが、京伝が町人だったということだ。江戸期の...
今回はあまり間をおかずに次に行けた。江戸時代で忘れてはならない人物、大田南畝集である。別名蜀山人、四方赤良で知られる文人の選集だ。大田南畝はこれまでもチラチラとその作品に触れていた。また、永井荷風によってその人柄や作品...
今度は二ヶ月を要してしまった。こうなると今年中に終わるかどうか怪しくなってきた。なんとか終わりたい。しかし、今年の夏は異様に暑い。読書には不向きだ。早く秋になってほしい。また、他の大きな仕事に取り組んでいたことも時間がか...
また、一ヶ月空いてしまった。江戸文学は半専門なのだが、ここで取り上げられている作品はほとんど初見だ。それだけ時間がかかってしまう。 さて、江戸文学の要素の大きな一つが「笑」である。ここで取り上げる作品群もその範疇に入...
江戸時代に「談義本」というジャンルがある。これは江戸時代中期の戯作の一種だが、いわゆる滑稽本の先駆をなしたとされている。しかし内容は滑稽本とは異なっている。その祖先は仏教徒による談義にある。すなわち談義僧という仏教徒が...