小刀の鞘を作成

木工の話題。

小刀は木工道具としては汎用性があって、とても便利なもの。剥き身の小刀があって、先日研いだので、一本を娘のところに置いておこうと考えて、鞘を作ることにした。その記録。

まず材料は柔らかい木の必要があり、朴の古い板があったのでそれを使うことに。削れば綺麗になる。ここが木のいいところ。

大きい板のまま、小刀の形に溝を彫る。ミニルーターを使う手もあるが、ここは彫刻刀と鑿を使う。結構大変だけど、これが楽しい。この楽しみが素人木工のいいところ。

溝が彫れたら、大体の大きさに板を切って、蓋にする部分も切っておく。蓋の部分は鉋でかなり薄くしておく。

溝がある板に刃を入れるところをテープで養生して、ボンドを塗る。

蓋の板を重ね、圧着しておく。一晩置いておいた。

鉋を中心に使って形を整える。ここでかなり細くする。

ほとんど形になったら、ほぼ半分に切断する。この時はアサリのない鋸を使う。刃を嵌めてみる。

その状態で手元の方に穴を開ける。これは刃が抜けないようにするためだ。接着してしまう手もあるが、ここは穴に止める棒を嵌めて取り外しができるようにする。こうすると、刃を研ぐ時に便利だ。ただ、この作業が一番大変だった。なにせ鉄に穴をあけるのだから。鉄鋼用のドリル刃を慎重に細いものから使っていけば、このように丸く穴が開く。

そして穴に埋める棒は小刀で削って作る。

 

ちょっと太い感がないでもないが、綺麗にできたと思う。

 

 

 

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