息子のところに二人目の娘が誕生。そこで簡単子供椅子の注文。このところNPOで忙しかったけど、今月の第1週暇ができたので取り組んだ。
構造は簡単だし、以前にも作ったことがあるのでそんなに時間はかからないと思ったのだが、材料の加工が大変だった。今回の材料は手持ちの欅の板。5年前ぐらいに伐採され、丸太から厚板、そして20ミリの板にしてもらって置いてあったものだ。これを寸法通りにいわば直方体にするのが大変。秦野のふれあいセンターに行けば、大型機械で訳なくできるのだが、往復3時間を惜しんで、手持ちの道具でやってみた。その顛末。
材料の欅の板。まだ白太も付いているしやや反っている。これを手鋸で切断する。しかし、腕がないから正確に切れない。鋸刃は硬木用を使う。
そこでトリマーが登場。フラッシュビットを使って、直角を決めていく。
なんとか直方体ができる。トリマーの威力はすごいが、なにせウルサイのが難点。それと材がある程度の大きさがあればできるが小さいと抑えがうまくいかず難しい。
こうしてできた材料を椅子の形に加工。子供椅子だから丸みを付ける。また、座る部分は溝を掘って、組み立てることに。これは材がまだやや反っているためだ。ここでもトリマーが活躍。
組み立てはボール紙で作った型紙に合わせる形で行う。座る部分にやや傾斜をかけているので一点を仮止めして、そこから止めていく。ボルト締めなので慎重にやる。ガタの原因になるので左右をきっちり合わせないといけない。ダボ穴も開けておく。下穴を掘ってから行う。
塗装をするかどうか迷ったが、最後はオイルをかけて完成。ただ、しばらく放置しないとオイル臭さが抜けないので納品はまだ。
素晴らしい!黒田辰秋作の椅子の様な風格がありますね。