過去と同じようにいかないのがパソコンメンテナンス

以前娘のパソコンをWIN10にした話を書いた。ま、一応動いていたようだが、あまりにも遅い!ということでまた持ち込まれた。
考えてみれば遅いのは当たり前。8年前のデスクトップでメモリーが2Gしかないんだから当たり前だ。
そこで速くしてやろうということになった。
パソコンを速くするにはまずはメモリーの増設、そしてビデオカードの装着、そしてハードディスクをSSDに変えるという手順。
メモリーの増設は種類を間違えなければ難しくはない。メーカーのサイトで仕様を確認し、さらにCPUZというソフトでスペックを調べて、あったメモリーを購入する。2G二枚購入して、計6Gにする。しっかり認識してくれた。
次にビデオカード。これは以前自分のPCの為に購入した玄人志向の
「ビデオカードGEFORCE GT 710搭載 ロープロファイル 空冷FAN GF-GT710-E2GB/LP」だ。
スリムタワーにも対応できる製品だったのが幸いした。
これもNVIDIAからGT710のドラーバーを手に入れて、インストールして動いてくれた。
これだけでずいぶん速くなった。起動は遅いが、描画はかなり速くなった。ノートと違って、デスクトップはこのビデオカードが入れられる所がいい。
さて、今度はSSDへの変更だ。
ここで大きく時間を取ってしまった。
SSDへの換装はすでに2度経験している。いずれも自分のPCでだが、2度とも難なくうまくいった。従って今回もどうということはないと思っていた。
経験上前に使った「Crucial [Micron製] 」の500Gの物をアマゾンで購入し、3.5inchへの変換ブラケットもコード付きということで同じくアマゾンで購入した。
さて、いよいよという所で、まずは「3.5inchへの変換ブラケットもコード付き」の中になんとコードが入っていなかった。そこで返品。
次にSSDにシリアルナンバーが書かれた紙が入っていない。これが経験上の誤りだった。以前購入した275Gの物にはそれが入っていて、それを使うとブロックコピーでクローンを作成するソフトが手に入り、簡単にクローンができたのだが、それがない為に苦労することとなった。
しかも、マニュアル(ネット上)にあるソフトのリンクが切れているし、ようやくの思いでそのソフトにたどり着いてもやはりシリアルナンバーを聞いてくる。そこで販売元に電話をしたが、つれない返事。アマゾンに聞いてくれという。
うーん困った。しかし、フリーでクローン作成ツールはあるし、ブラケットとコードも別途購入して、自力でやることにした。
次に立ちはだかったのがこれまでやったのがWIN7で今度はWIN10だという点。SSDを繋いでもエクスプローラでは表示されないという点だ。
結局以下をやらなくてはならない羽目に陥り、丸1日費やすこととなったというわけだ。以下手順を書いておく。

  1. SSDをUSB接続。電源確保できるサンワサプライのケーブル変換装置を使用。(以前の記事)
  2. WIN10の設定・システム・デバイスから接続を確認。(エクスプローラでは見えない)
  3. WIN10の検索で「ハード ディスク」とタイプして、ハードディスクツールを起動して、SSDをフォーマットする。その際MBR付きにする。
  4. フリーのクローン作成ツールでクローン作成。(容量が多い為相当時間がかかる。一晩中!)
  5. SSDを元あったハードディスクと交換。(同じコードを使うこと。そうしないとプライマリーにならない。)
  6. WIN10を起動。スパッと起動する。
  7. 元のハードディスクも接続。データディスクにする。
  8. SSDのデータ部分を削除。(これがまた大変。何回も止まる。これはクイック起動とかでデータが絡んでいる為と思われる。ここもWIN10の厄介な所)
  9. 元のハードディスクのいらない部分(システム関連)を削除。(これも厄介。結局この削除作業は完全には終わらなかった)

ついでにボタン電池も交換しておく。あとは娘の所の環境に合わせるのみ。
実に疲れました。
この間、いろいろなことを考えた。教訓ということで記しておく。
パソコンのメンテナンスは一つとして同じようにはいかないということ。
まっさらにしてしまえば簡単だが、データやOSによっても異なるし、使う部品によっても異なるからだ。
ネットで購入するときはよーくここのところを調べるべきだ。

しかしそれにしてもWIN10はほんと困った代物です。余計な設定が多すぎるのだ。もっともメーカーのPCを購入して黙って使いなさいということなんだろうけどね。それだったら今もこの記事を書いているMACの方がほとんどメンテンスできないからいいのかもしれない。チャンチャン。

2018.02.20

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