久しぶりの投稿。しかも木工の話題。
もう数ヶ月前にガラステーブルを復活させる計画を考えていた。
カミさんがここのところ低い籐の椅子で食事をとるようになったので、座卓では低いからもう少し高いテーブルを作ってあげようと考えた。
カミさんはいらないといっていたが、昔使っていたガラステーブルの天板のガラスがあったので、これも木工の練習ということでやり始めた。
もちろん材料はまだ豊富にあるケヤキの板だ。しかしこれが大変な難儀な仕事となった。
まず天板のガラス板がやや長方形で、角が丸くなっている。これをどう合わせるかだ。しかもこの天板をはめなくてはいけない。
そこで、コーナーの部分と直線の部分を分けて細工し、それをつなぐ方法をとった。
これを少ない道具でやるのは大変だった。まずカーブを天板に合わせること。つなぎを正確にあわせること。しかも強度が必要なのでボルト締めをしたうえで、つなぎの板をはめること。
本来ならいろいろな板継ぎの技法があって、トリマーのビットを使えばもっと上手くできたはずだが、トリマーはあるけどトリマーテーブルがないのでほとんど手鋸でやるはめとなり、本当に苦労した。しかし、これも素人木工の楽しみだ。
そして、脚の部分。これはやや厚めの別のケヤキの板を使った。ただ、横に渡した部分には同じ厚さの板がなくやや薄かった為にチョット見た目がよくない。ここはボルト締めをしてダボで埋めておいた。ここも本当は溝に組んで、楔で締めるというのが理想だがこれで我慢。
さて、上の画像は脚を横につないだ材料を組んだもの。これも天板がやや長方形なために直角に交差できず、微妙な角度になって大変だ。ぴったりいっていないが、この方がかえってよかったようだ。
そして最後の難関が天板の固定。やはりダボではめる形を選んだ。脚の上部にダボをつけて、天板に開けた穴に合わせるという方法。なんとか成功。
これでガタが来なければと思っていたが、なんとか大丈夫。使えそうだ。
ここでも材料をきちんと直方体にすることが重要で手道具ではこれがいかに難しいかをたっぷり経験しました。奥が深い。
さてさて、カミさん使ってくれるかな。