『日本古典文学総復習』63『本朝一人一首』 64『蘐園録稿』『梅墩詩鈔』『如亭山人遺藁』

『本朝一人一首』を読む 今回は江戸時代の漢詩。 漢詩は本来中国古典の詩であることはいうまでもない。しかし日本文学において独特な位置を占めるジャンルでもある。いわば外国の詩を日本人が作るという作業が古来近代に至るまで多くの...

『日本古典文学総復習』62『田植草紙』『山家鳥虫歌』『鄙廼一曲』『琉歌百控』

この巻はいずれも民謡集だ。民謡は歌謡の一種だが、これまではあまり文学史の表舞台には登ってこなかった。しかし歌謡は古くから存在していた。記紀歌謡は古事記・日本書紀に収録された歌謡を言うが、短歌より古くから存在していたものだ...

『日本古典文学総復習』61『七十一番職人歌合』 『新撰狂歌集』 『古今夷曲集』

大分この古典文学総復習、滞ってしまった。読書の秋というより、行楽の秋でなかなか自宅で落ち着いていられなかったためだ。 しかしやっと江戸初期の面白い古典について書けることととなった。江戸時代はもっとも興味ある時代だ。文学に...